生活習慣病について
生活習慣病は、かつて成人病と呼ばれていたもので、主に乱れた生活習慣(食生活の欧米化、運動不足、過度な飲酒、喫煙、ストレス、不規則な生活など)から発生するといわれています。
特に食の欧米化や高齢化により、生活習慣病の患者数は増加傾向にあります。また、子どものころからの生活習慣が原因となって発症につながることがわかっているため、成人だけでなく子どもでも十分に注意する必要があります。特に、子どもの頃からの肥満予防は大切です。
生活習慣病から来る病気・疾患
糖尿病、肥満症、脳卒中、心臓病(心筋梗塞や狭心症)、脂質異常症、高血圧症、動脈硬化症、痛風(高尿酸血症)などがあります。
これらの病気の多くは自覚症状のないまま進行します。
日頃から家族ぐるみで生活習慣に気を付けつつ、特定健診などの各種の健診を受け、体調の変化を医師とともに確認し、病気になる前から生活習慣を見直すことが重要です。
当院の治療方針
医学的な根拠に基づき、治療目標を設定した上で生活習慣の指導をいたします。生活習慣病の改善は、まず、日常生活の改善から始まることがほとんどです。今までの習慣を改めて、健康的な生活を継続していくことは簡単なことではありませんが、日々の経過を患者さんと一緒に二人三脚で歩んでいくことを心がけます。
なお、糖尿病、高血圧症、脂質異常症の患者様には、生活習慣病を管理するための療養計画書の作成をいたします。この計画書の作成に若干のお時間をいただく場合もございます。また、初回の計画書作成時には患者様のご署名をいただきます。
より安全で最適な医療の提供の為、相応のお時間をいただくことになります。ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。