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アレルギーについての疑問~症状・検査と治療法・環境要因と遺伝的要因~

[2024.03.27]

今回は、アレルギーに関するよくある質問を簡単にまとめてみました。

アレルギーが疑われる場合、まずはかかりつけ医に相談し、適切な診断と治療を受けることが重要です。

また、呼吸困難やアナフィラキシーは、直ちに早急な治療が必要となります。

以下にご紹介する情報が皆さまのお役に立てば幸いです。

【アレルギー症状】
くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目の痒みや赤み、身体のかゆみや赤みなど。問診や視診、アレルギー検査によって診断をします。

花粉症やハウスダストなどの症状が強い場合は、内服や点眼点鼻薬の処方を受けることが出来ます。

★くしゃみ・鼻水…花粉症やハウスダストなどが原因で、くしゃみや鼻水が出ることがあります。
★かゆみ・湿疹・赤み…皮膚にかゆみや湿疹、赤みがでることがあります。食物や化学物質が原因となることがあります。
★呼吸困難…アレルギー反応によって気管や気管支が狭くなり、呼吸困難になることがあり、早急な治療が必要となります。
★アナフィラキシー・・・重篤なアレルギー反応で、全身の蕁麻疹、呼吸困難、低血圧などが現れることがあり、救急対応が必要になります。

【アレルギー検査】
問診・視診のみでアレルギーの原因物質を特定出来る訳ではありません。原因物質を特定したい場合、血液検査を行います。39項目のアレルゲン物質( 花粉、ダニ、動物、食べ物など)、血中の特異的IgE抗体を測定し、アレルギー反応の原因を特定することが可能です。

血液検査の結果は、今後のアレルギー診断や治療法の選択に役立ちます。

【アレルギーの治療法】
アレルギーの治療方法は、症状やアレルギーの種類によって異なります。症状や重症度に応じて、医師と相談して適切な治療方法を選択する必要があります。

★抗ヒスタミン薬…一般的なアレルギー症状を緩和するために使用します。市販薬もありますが、症状にあわせて医師の指示に従って服用する必要があります。
★ステロイド薬…皮膚のかゆみや湿疹、または呼吸器の炎症を抑えるために使用されます。内服薬と外用薬があります。
★舌下免疫療法…スギ、ダニに対するアレルギーを抑制する治療法で、花粉症の症状が軽減されるのでお勧めです。当クリニックの医師も行っております。
生物学的製剤、JAK阻害薬(分子標的薬剤)…アレルギー反応の進行を抑え、症状を和らげる効果があり、注射薬と内服薬があります。
☆環境管理… まずはアレルギーの原因物質を避けることが重要。花粉症の場合はマスクを着用する、ハウスダストの場合は掃除をこまめにするなどの対策が必要です。
☆食物アレルギー…原因となる食品を特定し、それらを摂取しないようにする。毎日の食事等を記録することから始めましょう。緊急時にはエピペンを使用することもあります。

【生活環境や家族歴】
ペットの飼育や喫煙などの環境要因は、アレルギー症状に影響を与えることがあります。

また、アレルギーの発症に遺伝的要因は関係がありますが、それだけでアレルギーになるわけではありません。 アレルギー疾患における遺伝的要因の関与は大きく、アレルギ―疾患の家族歴は子供のアレルギー疾患発症のリスク因子であると言われています。

 

 

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