50歳以上の方へ:物忘れが気になったら今すぐ受けたい検診とは?
こんにちは。
最近は夜になると少し肌寒くなり、秋の訪れを感じる季節となりましたね。
9月には敬老の日がありますが、どなたでも年齢を重ねると、物忘れが気になることが増えてくるものです。
物忘れには、加齢に伴う自然な現象(良性健忘)もありますが、軽度認知障害(MCI: 健常と認知症の中間段階)や認知症の初期段階の可能性も考えられます。これらを正確に見極めることがとても重要です。
加齢による物忘れの特徴
- 新しいことを覚えるのが難しくなる
- 食事をしたことは覚えているが、何を食べたかは思い出せない
- テレビに映った俳優などの名前がすぐに出てこないが、ヒントがあれば思い出せる
- 文章を書いていて、漢字が思い出せず辞書を引くことが増える
- 出来事の一部を思い出せない など
認知症の特徴
- 物忘れが多くなり、記憶が曖昧になる
- 食事をしたこと自体を覚えていない
- 人や物の名前を聞いても思い出せない
- 同じ話を何度も繰り返す
- 物の置き忘れやしまい忘れが増える
- 水道やガスの栓、ドアの閉め忘れや後片付けができなくなる
- 約束の日時を忘れる
「ものわすれ検診」は、認知症を早期に発見し、適切な治療や予防につなげることを目的とした検診です。
検診の対象
- 受診日現在、横浜市にお住まいの50歳以上の方
- 検診受診日までに、認知症の診断を受けたことがない方
費用は無料です。ただし、認知症の疑いがある場合に専門医療機関を紹介する際の費用や、精密検査にかかる費用は有料となります。
当院では予約制で検診を受けることができます。ご自身やご家族の中で気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。