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今日から予防するフレイル~「ナースのたまごの独り言」~

[2025.08.31]

皆さんは、「フレイル」という言葉をご存じでしょうか?
フレイルとは、年齢とともに体や心の働きが少しずつ低下し、健康な状態と要介護状態の中間にあることを言います。
「老化だから仕方がない」と思われがちなフレイルですが、早期に発見し生活習慣を工夫すれば、進行を防いだり、健康な状態に戻したりすることが可能です。あなたの今の状態を確認してみませんか?

質問 あなたの状態
現在の健康状態は? ①良い ②ふつう ③悪い
お茶や汁物でむせることはありますか? ①はい ②いいえ
さきいかやたくあんが食べにくいと感じることはありますか? ①はい ②いいえ
以前に比べて歩く速度は遅くなりましたか? ①はい ②いいえ
周囲の人から物忘れを指摘されることはありますか? ①はい ②いいえ
1日1回は誰かと食事をする機会がありますか? ①はい ②いいえ
週に1回以上は外出をしていますか? ①はい ②いいえ
身近に体調を相談できる人はいますか? ①はい ②いいえ
たばこを吸いますか? ①はい ②いいえ

上の表で赤字に該当した方はフレイルに注意が必要です!

★フレイルを予防する

 フレイルの予防には、栄養・口腔、運動、社会参加が重要です。

1.栄養

 加齢によって食欲が落ちたり、咀嚼力・嚥下力が弱まったりして上手に飲み込めなくなり、栄養が不足することがあります。

  • タンパク質を意識:肉・魚・卵・大豆・乳製品を毎食少しずつ取り入れましょう。納豆やお味噌汁がおすすめです!
  • バランスを心掛ける:主食、主菜、副菜を揃えましょう
  • 歯科検診を受ける:きちんと歯磨きをして、定期的に歯医者を受診し、口腔環境を保ちましょう

2.運動

 運動量が減ると筋力が衰え、転倒や寝たきりの原因となります。65歳以上の方は、1日40分以上の運動を目標にしてください。

  • 筋トレ椅子に座ったままの簡単な運動でも、足腰の筋力を維持し、転倒予防になります
  • 散歩:無理のない距離を歩きましょう。水分補給を忘れずに。ペットのお散歩も良いですね!

3.社会参加 

 身体の元気だけでなく、心の元気も大切です。

  • 趣味のコミュニティに参加:外出する機会を増やし、人と交流をしましょう
  • 友人や家族とのおしゃべり:外出が難しい時は、電話でも効果があります。スマホで簡単に、顔を見ながらビデオ通話も!

 

参考:藤沢市「広報ふじさわ」2025年6月10日第1801号

 

★フレイル予防におすすめの栗ご飯レシピ

今回は、東京都中央区保健所のホームページで紹介されていた「干しいもと甘栗の炊き込みご飯」のレシピを参考にさせていただきました。栗と芋があれば誰でも作れると思いますので、ご紹介したいと思います!

材料

  • 米…2号
  • 干し芋…50g
  • 甘栗…50g
  • 塩…小さじ1/2
  • 酒…大さじ1
  • 黒ゴマ…適量

作り方

  1. 炊飯器に米、水、干し芋、甘栗、塩、酒を入れて炊く
  2. お米が炊き上がったら、よくかき混ぜて具材をほぐす
  3. お茶碗によそい、黒ゴマをまぶしたら完成!

 

参考:東京都中央区保健所ホームページ フレイル予防レシピ集「干しいもと甘栗の炊き込みご飯」https://www.city.chuo.lg.jp/documents/3310/1imokuritakikomi.pdf」
(R7年8月30日引用)

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