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看護師Tさん

[2024.04.11]

湘寿クリニックでは、患者さまに安心して最適な医療を受けていただけるよう、スタッフ皆が、より良い医療の為に日々努力しております。

毎日いろいろな出来事がある医療現場では、スタッフさんなしには、日々の業務が回りません。湘寿クリニックのような、住宅街にある小さなクリニックでも…。

 

今回は、スタッフさんのことを書きたいと思います。

看護師・医療事務、ともに経験の長いベテランのスタッフから、医療の分野のお仕事を始めてまだ日の浅い医療事務スタッフまで、湘寿クリニックのスタッフさんは色々な顔ぶれです。

そんなスタッフさん達には、業務終了後の帰宅前、「おつかさまでした」の後に、必ず「ありがとうございました。帰り道、気をつけて。」のひと言を掛けています。

この、スタッフさんへの感謝の言葉は、クリニックの運営というものは、クリニックの経営者と医師だけでは、到底不可能だと思うからです。

最近では、医療DX化がかなり進みましたので、全てをオートメーション化して、経営者である医師が1人でこなしていらっしゃる凄腕ドクターの診療所も存在するようですが…。

それはそれで素晴らしいことです。

湘寿クリニックでは、ご高齢の患者様が多いという特徴がありますので、人財(湘寿クリニックの人材は「財」なのです)を活かして、直接、人と人の優しさやあたたかみが伝わるようにしたいと考え、スタッフさんの人数が他のクリニックさんより多めです。

そんなスタッフさん達に、日々、クリニックを支えてくださっていることに、感謝の気持ちと、また明日も元気でこのクリニックで会いましょうという気持ちでいることが伝わると良いなと思っています。当たり前の毎日は、実は当たり前ではなく、本当に有り難いことだからです。

そう思って、日々を大切に過ごし、支えてくださる皆さまに感謝して過していると、不思議とまわりに良い人が集まってくるものです。

 

前置きが長くなりましたが、湘寿クリニックの人財の1人、看護師Tさんのお話をしましょう。

Tさんは、ベテラン中のベテラン看護師さん。いつも穏やかで優しく、認知症の患者様に叩かれてしまっても(そんなこともあるのです)、終始笑顔で看護師業務をこなしてくださり、その患者様が帰る頃には、「あなたに会えて良かったわ」と患者様から握手を求められているという…。そんな場面に出くわしたこともありました。

つい先日、2階でこうして私がPCに向かった作業をしておりましたら、点滴をされることになったご高齢の患者様が、看護師さんと一緒に2階に上がって来られました。点滴のお時間は、30~40分ほどだったでしょうか。そろそろ点滴が終わる頃に、看護師Tさんがその患者様の様子を見に来て、「もうすぐ終わりますよ」と声掛けをして、点滴の注射が刺さっている患者様の手に合図をしたのでしょう。患者様が「あなた、手が温かいわね。」とおっしゃいました。看護師Tさんは、「あら、そうかしら。じゃあ、このまま手を握ってるわね。」と言いました。少ししたら、「あったかくて気持ちがいいわ。ありがとう」と患者様。その後、点滴が終わり、ご家族の方が車でお迎えに来られ、無事に帰っていかれました。

看護師Tさんは、患者様との会話や対応に温かみがあるだけでなく、私たちクリニックのスタッフに対しても、穏やかでいつも温かいのです。美味しいものと旅行が好きな看護師Tさん。

以前、クリニックスタッフの立て続けの退職で、経営する者として頭を悩ませていた時に、この看護師Tさんは、一緒に辞めるのではなく、ここでそのまま働く選択をしてくださり、ある時、私にポツンとおっしゃいました。「人はご縁ですよ。」と。張りつめていた私の気持ちが、ゆる~くほどけたことを覚えています。

さて、あたたかい看護師Tさんは、どの人でしょうか?

湘寿クリニックでは、今日もいろいろなスタッフが、定期的に通われている患者様や、初診の患者様をお迎えしています。

信頼して受診していただき、ありがとうございます。安心して通えるクリニックとして、これからも地域の皆様に貢献できるよう精進してまいります。

それでは、湘寿クリニックでお待ちしております。

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